
■子どものためのバリアフリー
住宅リフォームの仕事をお受けする時、私は若いお施主様にもバリアフリーを勧めています。なぜなら、バリアフリーとは、お年寄りやお身体に不自由のある方だけに必要なものではない、と考えているから。家の中の段差や微妙な出っ張りは、お年寄りやお身体の不自由のある方だけでなく、子どもにとっても危険です。私も子どもを持つ母親なので分かるのですが、引出しや引き手やドアのレバーなどは、大人にとっては何でもない出っ張りでも、子どもにとってはとても危険。怪我を未然に防ぐために、引出しの引き手は中に埋め込んでおく、といった処置も良いですね。リビングなどの扉も、子どもがぶつかる可能性が大きいものです。そういう場所にあるドアは、開き戸ではなく引き戸にしておくと、子どももぶつかりにくいし、開け放していても安心ですよね。
また、部屋を最初から壁で仕切らず、家具などで仕切って使うこともよくご提案します。こうすれば、将来、家族構成が変わっても間取りの変更が簡単にできます。あらかじめこんな準備をしておくと、両親の介護や自分たちの老後のときにも役立ちます。
お施主様は「今建てること」、つまり現在の家族の状況ばかりを考える傾向があります。私たち住まいのプロは、10年後20年後も快適に住み続けられる家を、+αのアイデアを加えてご提案するのが大切な仕事だと思います。








































































