錆びに強いステンレスは、水まわり用の手すり素材としてよく用いられます。
触ると冷たく、見慣れた無骨なデザイン。それが当たり前。
ところが最近になって、BAUHAUSの手すりシリーズをご利用いただいているお客様から浴室手すりへのご要望をたくさんいただくようになりました。
「浴室の手すりって、ブラケットが大きくてピカピカで、まるで病院みたいなものしか無くて・・・」
室内用の手すりブラケットと同じように、デザインにこだわった水まわり用の手すりシリーズが求められている!
お客様のニーズに応えるべく、BAUHAUS新シリーズの開発が始まりました。
デザインのコンセプトはストレートに、「水」に決定。
浴室用ならば、当然そこにあるものがいいと考えたのです。
1滴1滴の水から1つの水たまりができるように、1個1個のブラケットから1本の手すりができたら。
決まった形の無い「水」が波紋や水滴となったときに見せる一瞬の表情を切り取り、まずはブラケットデザインのベースが出来上がりました。
しかし、手すりブラケットはデザインだけでは出来上がりません。考えることはまだ山積みです!
強度を増すために、手すり棒の飲み込み寸法を大きめにしよう。
施工のことを考えて、デザインをちょっと直そう。
素材は、建材として最もメジャーなステンレスSCS13(SUS304相当)よりハイグレードなSCS14(SUS316相当)を使おう。
お好みで選んでいただけるように、表面の仕上げは2種類そろえよう。
修正と試作を何度も何度も繰り返して、32ステンアクアシリーズは形になりました。
さらに新アイテムを追加すべく、開発は進行中です。