NTT西日本
「ITが普及しインターネットでの直接取引が増える中、今回のシステムはパートナーとの繋がりをつくりこむ、いわば逆の仕組み。難度が高い仕事になりました。」と語るNTT西日本の皆さん。
同社は2003年12月、新システムのコンペに参加。 13社もの候補企業の中から激戦を勝ち抜き採用が決まった。 直ちに約十名のプロジェクトチームを結成、開発がスタートした。同社の使命は、平成16年12月までに「使い勝手のいい、パートナーを繋ぐシステム」をつくること。 設計期間は3ケ月、過酷な条件での船出…。設計以前に、ファーストリフォームの夢を理解し、共有し、議論することが最初の仕事だった。
「ほぼ毎日マツ六さんのオフィスに缶詰状態。朝から夜中までひたすら議論。 NTT『明日までに決めてもらわないと間に合いません!』、マツ六『決めろといわれても具体案がないと検討できない!』、 NTT『じゃ、すぐ持ち帰って朝までに案をだします!』、 マツ六『必ずもう一度吟味する時間をとって下さい!』といった、ケンカと間違われそうなやりとりの繰り返し。毎日が決断でした。」 しかし、どんなにシビアなやりとりを続けても息が詰まることはなかった、とメンバーは語る。 新しいことに挑戦する充実感と、最初にがっちり築いた信頼関係が鍵だったと。
とりわけ苦労したのが「作る立場」から「使う立場」への目線の転換。 「『使いやすい』という言葉ひとつとっても、捉え方は人によって違う。『こんなものかな』という作る側が考えるレベルは、現場には通用しません。 『こんなことではパートナーとして一緒にやっていけない!』という激しいお叱りを受けたこともありました。逆に勉強させてもらったようなもんです(笑)。 話がかみ合うようになったときは、本当に嬉しかったですね、」
今も週2〜3回の打ち合わせを欠かさない。 きっとパートナーの皆さまに歓んでいただけるはず。 オープン後も改良を重ね、いずれ施主様やメーカー様とも繋がる仕組みづくりのお手伝いをしたいですね。」彼らの腕に、このビジネスの次がかかっている。
■西日本電信電話株式会社 <http://www.ntt-west.co.jp/>