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コラム-介護の専門家からみた福祉用具・住宅改修コラム-介護の専門家からみた福祉用具・住宅改修

コラム介護の専門家からみた

福祉用具・住宅改修

4月からの新コーナーとして、『理学療法士からみた福祉用具』、『作業療法士からみた住宅改修』をそれぞれの視点から、専門的な知見を踏まえお伝えするコラムを掲載いたします。今回は理学療法士、和田先生からのごあいさつです。

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からみた

奥さまは車いす ~障がいについて~

うちの奥さまは車いすに乗っています。長い距離を歩いて移動できないので、車いすに乗って移動しています。視力が低下するとメガネをかけるように、高いところに手が届かないときは踏み台を利用するように、歩くのが苦手なので車いすを利用しています。 “障がい=不幸”?そんなことはありません。“障がい=不便”なんです。なぜ不便なのか、それは障がいという言葉の意味を理解することが必要です。障害とは、物事の成立や進行の邪魔をするもの。また、妨げること。とあります。(大辞林より)

障がいは不便だけど不幸ではない

障がいは何かをする時の妨げであって、手段や方法を制限するものなんです。例えばスーパーで買い物をしたいとき、障がいがなければ歩いていくことも自転車で行くことも車でも何でも手段を選ばずにスーパーまで移動して買い物をして帰ります。しかし、足に障がいがあると歩いていくことや自転車を使うことは難しくなります。車いすやタクシーなど限られた手段から最も適切なものを選んで移動することでしょう。ただし、一番の目的である買い物をすることに変わりはありません。障がいは手段を制限しますが、目的達成の妨げにはならないはずです。目的が達成できれば幸福感も得られます。だからこそ、“障がいは不便だけど不幸ではない”わけです。

福祉用具は希望です。

福祉用具は希望です。障がいのある人が、1つでも多くの不便を解消するための夢のような道具です。今回から、このマツロクプラスを通じて福祉用具の素晴らしさをお伝えできることを楽しみにしています。

遅くなりましたが、はじめまして和田圭市と申します。理学療法士をしています。理学療法士というのは身体の動作についての専門家です。身体の仕組みを知り、効率の良い動作を考えることが僕の仕事です。また、冒頭からお伝えしていますように、妻は車いすに乗っています。理学療法士の僕と車いすの妻の日常生活やリハビリテーションと福祉についての話を交えて皆さんにメッセージを届けたいと思っています。これからも楽しみに読んでくださいますようお願いします。

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