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コラム-介護の専門家からみた福祉用具・住宅改修コラム-介護の専門家からみた福祉用具・住宅改修

コラム介護の専門家からみた

福祉用具・住宅改修

「理学療法士からみた福祉用具」、「作業療法士からみた住宅改修」を交代でそれぞれの視点から、専門的な知見を踏まえお伝えするコラムです。

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からみた

ラーメンと高血圧
塩分の取りすぎに注意

ラーメンのスープは最後まで飲み干しますか?

僕はいつも最後まで飲み干します。ついついラーメン鉢の底を見て満足してしまいます。しかし、ラーメンのスープを全部飲んでしまうということは、それだけで10g近い塩分を摂取することになります。これだけで塩分は取りすぎであり、高血圧を助長する食生活になってしまいます。

実は最近、頭が痛くなることやボーっとすることがあり、血圧を測ったところ144/92mmHgでした。高血圧の診断基準が140/90mmHg以上なので、それを上回っている数字です。血圧の上がる原因が特に思い当たらなかったため調べてみたところビックリ!高血圧症の予防には、薄味にして醤油やソースなどの調味料を控える、ラーメンの汁を全部飲まない、野菜を食べてカリウムを摂取することで塩分を排泄しやすくするなど、塩分摂取量の制限が重要と書かれていました。健康な成人の塩分摂取量の目標値は1日7~8g未満でした。もちろん今までに塩分の取りすぎに注意という言葉は聞いたことがありました。しかし、まさか自分に当てはまるとは思っていなかったので、食事に気を使ったことはありませんでした。いつの間にか塩分摂取量を増やす食生活をしていたことに最近ようやく気づくことができました。

血圧が高い状態が続くと血管や心臓に負担がかかります。さらに、高血圧が進んで動脈硬化になると、狭心症や心筋梗塞などの心疾患や、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害を引き起こします。高血圧は自覚症状がほとんどなく、日々の食事や運動など生活習慣が影響します。減塩と野菜や果物を積極的に取れる食生活や有酸素運動を中心とした運動習慣を意識することで、一日も早く予防に取組み健康寿命を延ばすことが大切です。まずはラーメン鉢の底を見ないことから始めてみませんか。

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